
仕事柄若者にIT関係の事を説明したり、実践的に触らせたりしているのですが、実は国家試験の対策などもやっています。
そんな国家試験で前代未聞の出来事がありました。
かなり思うことがあり、今後も踏まえて記録に残したほうが良いなと思って今回ブログ記事にしてみました。

後になって合格基準を変更するってただ事じゃない!
前代未聞?国家試験発表にて基準点が変更された!
日本のIT関係の国家試験といえば、独立行政法人情報処理推進機構の「情報処理技術者試験」が有名でしょう!
毎年春と秋には大きな国家試験が実施され、ITに関わる力がどれほどあるのか問われる内容となっています。
私も過去に何度か受験し、その成果や合格に向けての取り組み方法をブログでも紹介してきました。
そんな国家試験ですが、前代未聞の出来事があったんです。
合格ラインが一気に引き下げられた
前代未聞の出来事とは?
合格ラインの点数が60点から46点へと一気に14点も引き下げられたんです。
令和元年度秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午後問題の難易差補正について

上記の通り午後の合格基準が60点→46点とまるまる下がった訳です。
いままで合格基準を目指して勉強した人も多いはずなのに、その基準が急に変更になるって、どういう事?
午後問題は難しかったのか?
さて基準点が変更になった午後問題ですが、実際に難しかったのか?
実際に私も受験しましたが・・

これ問3が今までと違う傾向でやばくない?
ほんとうにそう感じました。過去問対策で勉強もしてきましたが、問3が明らかに出題内容が入り組んでおり、セキュリティの問題というよりも国語の問題のように感じましたね。
事実試験終了後、某掲示板に寄せられた声を覗いてみると・・・






本当に酷評です。
難しい問題なのに更に問題文の訂正のために正誤表まで添付されるというハードモード。絶対にみんな出題者に対して小一時間ほど問い詰めたくなったでしょうね!
また、出題者側も解答状況を見て焦ったのではないでしょうか?

やっべ!合格率いつもより相当低い!
それにより異例の事態と認識し、基準点の引き下げという前代未聞の対応になったのだと想定しています。
試験結果は合格率が47.0%で,初回から88.0%→70.3→66.4→50.4→53.7→46.3→51.9→47.0%と50%前後で推移しています。
受験対象としている一般企業の受験者が増えてきた中で,午後試験で出題される問題が長文で,内容の読取りが難しい問題といえるのですが,今回,合格点の60点を46点に下げるという異例の措置が取られました。午後試験問題が難しく,従来よりもかなり得点が低い結果になったための措置と考えられます。
情報処理技術者試験 合格発表に対するアイテックコメント
基準点引き下げによる懸念される弊害
さて基準点が引き下げられることにより合格者数も多くなったと思うのですが、実は弊害が今後発生すると見込んでいます。
それは基準点引き下げによる合格者に対しての今後のツッコミ。
次回以降、問題が適切な難易度で作成され合格したとします。その合格者達が・・

お?SG試験合格されたのですか?いつですか?

令和元年秋期で取得しました!

あぁ~基準点が46点に引き下げられた時の合格者!
こういう差別的偏見が出る可能性もあるんですよ。
別の年度で受験する人たちもいるので、できれば問題については時流を読みつつ作成し、安定した難易度で提供してほしいと感じている次第です>IPAご担当者殿
突っ込まれない為の対策方法は?
もし上記のように突っ込まれる可能性が出てきたとして、その対処策も考えてみました。
- もう一度SG試験を受験し、60点以上で合格する。
- もっと難易度の高い試験で合格する。
- 言われても気にしない♪
このあたりでしょうね。ちなみに私も今回受験しましたが結果は以下のとおりでした(^^)v


うぇーい\(^^)/
でも午後が難しくて思ったより点数が取れなかった(`;ω;´)
まとめ
おそらく問題作成をした方、その問題内容を精査して国家試験に採用された方。どちらも今回の件で相当気苦労しているかもしれません。
もしかしたら偉い方々から叱られている可能性もあります。

だって長い時間をかけて勉強し、挑んでる人もいるのが国家試験ですもの!
次回以降、SG試験に関しては問題の難易度が適正化図られると思うので、意外と狙い目の試験になるかもしれませんね。注目してみたいと思います。
以上!国家試験の基準点が引き下げられるという珍しいお話でした。
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